こんばんは!ハチケンです!
一宮市で整体院をやりながら、地元一宮のディープな魅力を発信しております!
今回のブログはとても悲しい気持ちで書いております。
尾西市民の方はみなさんご存知レベルで尾西の象徴的な映画館
「シネラマパワー」
が取り壊されました…!
今回は惜しくも閉館、取り壊しされてしまった「シネラマパワー」を紹介します!
映画館の場所は?
名鉄尾西線「開明駅」か徒歩20分程度、中央道(国道14号)「開明」の交差点を南に進み、「ガスト尾西店」の向かい、中央分離帯を挟んだ場所にありました。
シネラマパワーとは?
スクリーン一つのみ、ポルノ映画専門の映画館でした

「映画館の入り口。駐車場や店内にも作品のポスターが貼ってあった」
開館当初は普通の作品も放映されてたのですが、集客が良くなかったそうで、ポルノ映画専門に。
僕が生まれた時から(32年前)あったのですが、歴史的には40年以上。
元々は照明器具の会社だった建物を、居抜きで映画館に改装したそう。
シンボルのてんとう虫の看板は、照明の「点灯」からきているそうです。

システムは
* 階段を上がって券売機で入館券を買う
* 三本のポルノ映画(大体1本60分)が一日中流れている
* いつまで居てもオッケー
* 期間で放映される3本が入れ替わる
といった感じ。
実際行った感想
実際2020年冬に伺った際には、
* 平日日中でお客さんが5人くらい
* お客さんは年配の男性の方のみ
* スクリーンの中でタバコ吸ってるおじいちゃんが居たり、昭和な空気
でした。設備は
* エントランスに男女のトイレがそれぞれある
* 中古ポルノビデオも販売している
* スピーカーが古いからなのか、音が聞き取りづらい
* 席は70席程度
全てひっくるめて素敵な空間です。時代に取り残された場所というかね笑

「販売されてるDVD」
ちなみにスタッフの方がめっちゃ優しくて、映画見てたらあったかいペットボトルのお茶くれました。
年齢的に珍しい層だからだったのかな?
お一人で券のもぎりと、映写をやってるみたいでした。
閉館は急遽決まった
あまりにショックすぎて、色々調べていたら「昭和の不思議」という雑誌で、
特集記事が乗ってると聞き、購入しました!


「特集ページ。外観なんで写真とっとかなかったんだろうって、めっちゃ後悔してたから、この表紙が嬉しい」
記事によると、2020年12月末に閉館したのですが、閉館が決まったのは11月末
建物の老朽化と集客が理由だったみたいです。
コロナに入って、一時期映画館がメディアでめっちゃ叩かれてたの見て、
すごい心配してたのですが、やはり影響があったんですね…
スタッフの方のインタビューに
「もっと気にかけてもらってたら、今日閉館じゃなかったのかのと思いますね」
とあり、めっちゃ胸が痛みました,,,
一生続くものはないとは思うけど、生まれた時からあったものがなくなるのは切ない。
その他画像
まとめ
* 尾西にあったポルノ専門映画館
* 2020年12月閉館。2021年8月取り壊し
* スクリーンは一つ。三つの作品が一日中ループしている
* 元々は照明器具の会社。居抜きで映画館に
尾西のセンキといい、尾西を象徴する建物がどんどんなくなって悲しいし、
シネラマパワーはまた行こうと思っていたので余計に悲しい。
子供が生まれてなかなかいけなかったんですよね。
「あの場所にこういう施設があったんだよ」
っていうのは、語り継がねばならないし、記録を残せる時代なのだから絶対残したほうがいい。
今回はこのブログの原点的な思い出書かせていただきました。
ハチケン
店名 | シネラマパワー |
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住所 | 愛知県一宮市開明名古羅8−1 |
閉店時期 | 2020年12月28日 |
ジャンル | 映画館 |
地図 |